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実体験を通した「遊び」の大切さ

  • 執筆者の写真: mata-ne
    mata-ne
  • 2024年4月20日
  • 読了時間: 5分

更新日:2024年12月5日

こんにちは!またね自然学校“たんたん”です。

夫婦で自然学校を開業して6年目に入ります。

これまで沢山の子ども達と触れ合い、子ども達の成長を見守ってきました。

開業当初からCampや合宿に参加し続けてくれている子ども達もあっという間に中学生、高校生と成長し大人への一歩を踏み出しています。


小学1年生から受け入れている【またねっ子】小学校を卒業したら部活動や受験等で忙しくなり会うことも少なくなるのでは、、、

そんな心配とは裏腹に子ども達、部活動や習い事を休んででもまたね自然学校に通い続けてくれています♪ 本当に嬉しく有り難いことです。


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そして今春から中学・高校生を対象に、よりワイルドな取り組みを目指し

スターとしたのが高学年限定【またね塾】(小学6年生〜高校生対象)

塾を取りまとめる塾長を 私 “たんたん” が担当! 

子育てを終え50歳目前の私ですが、子ども達と共にまだまだ成長、進化を目指し全力で取り組みます!



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【またね塾】が大切にしているテーマ5選!!

①    自然の中で実体験を通して遊ぶことの大切さ

②    そうぞう(想像)(創造)する力を鍛える

③    思いやりの心を育む

④    挑戦する

⑤    継続は力なり







今、子ども達に確実に不足していること。

それは 自然の中で実体験を通した「遊び」 の時間。

※小学校高学年を対象に外遊びの1日平均時間を調査した結果によると

1981年の1日平均2時間11分だったのに対して

2020年の1日平均 35分 

この40年で約4分の1に激減しています。






・公園や校庭開放の制限、空き地や自然空間・遊び仲間の減少

・塾や習い事に費やす時間の増加

・ゲームやデジタルデバイスの過度な利用、子ども達の遊びの変化

いろいろな要因があるかと思いますが

またね塾に居る時間は課題やゲーム・YouTubeから離れ

心と体を解放し五感を使い全力で笑い全力で遊ぶ!

まさに自然の中で実体験を通した遊びの時間、それが「またね塾」!!


「またね塾」第1回開催は 挑戦をテーマに子ども達と4日間を過ごしました。

※今回、3日間かけて35kmを歩くロングトレイルを予定していましたが雨予報の為内容を変更。



1日目

天城山の南側「三筋山」を目指しショートトレッキング!


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山に海に島々と360℃の絶景! 

圧倒的な自然を前にすると人は自分のちっぽけさを感じます

同時に謙虚な気持ちになり素直になれるものです。

子ども達、全身で地球を感じ全力で走ったり踊ったり歌ったり。とにかく楽しそうでした♪


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二日目

天城山の北側「こびさわら原生林」を目指し、またね村から往復約25kmのトレイル!


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天城山は日本一にもなるほど降水量の多い場所!

雨が多いと言うことは、水の恵を上手に利用した産業や暮らしが根付いている。

道中、地域の文化や歴史に触れながら歩きました。これも高学年限定だからこその時間。


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原生林では五感を使い自然を感じる。

「ヤブニッケイ」はニッキやシナモンに似た香りがしてリフレッシュ〜♪

巨木に抱きつき心にエネルギー充電♪


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帰りの下り坂では子ども達から面白い提案「転がれば足が疲れない作戦♪」

子どもの自由な発想、最高です!


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この日、朝の8時過ぎにまたね村を出発し、またね村に帰ってきたのが夜の19時!

山道を11時間かけて歩き切りました!

子ども達本当に良く頑張った!!(50歳目前の私も頑張った!)


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三日目

伊豆市内で有害駆除された鹿の命を大切に活用、鹿革でスリッパ作り。

過去のまたねっ子で鹿革クラフト7回ほど実施していますが、どれも3時間以内で完成できる物。

今回は1日がかりで大人用プログラムに挑戦!

穴あけ後の縫い作業からは「好きな場所で好きなスタイルOK」と伝えたところ・・・

休日のお父さん風が続出(笑)


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午前、午後7時間かけての大作!!

大変だったけど、どの子も素敵な一生物のスリッパが完成しました!

授業で習うSDGsも またね塾では体験を通して考え理解を深めることができます。


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四日目

自分たちが過ごした施設の掃除、4日間の「ふりかえり」

またね自然学校では“ふりかえり”の時間をとても大切にしています。

楽しいだけでは終わらない、しっかり仲間と過ごした時間・自分自身の変化と向き合い

整理してそれらを言葉にして伝える。


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今回「またね塾」初の試みでもあるので、先ずは私自身がこの4日間で子ども達に伝えたかったこと

子ども達に持ち帰ってもらいたいことを伝えました。


それは「遊び」と「娯楽」の違い。

日常で子ども達が「遊び」だと思い込み楽しんでいることの大半が「娯楽」であること。

自然の中で実体験を通した「遊び」の重要性。

「遊び」から育まれる想像力と創造力、それは「生きる力」となること。


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それらを踏まえ子ども達にA4用紙を配り「またね塾に来る意味」を20分かけてじっくり考え書き出してもらいました。


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小学1年生を交えた「またねっ子」の “ふりかえり” では仲間全員の素晴らしいところを発表し、自分も仲間から褒めてもらう。

仲間と過ごす時間を通して協調性を育み自己肯定感を高めることを大切にしています。



今回は高学年限定での試み。より深く自分と向き合う、自分を知る。

発表の時間、どの子も驚くほど大人びた表情となり

力強い眼差し、しっかりとした口調で「またね塾に来る意味」を発表してくれました!


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もしかしたら家に帰り日常の暮らしに戻った途端、遊びと娯楽の違いも忘れ

ゲームやYouTubeの毎日に戻るかもしれません。

それでも今回、子ども達が感じたことは確かだし心の片隅に残るはずです。

そして自然の中で仲間と全力で遊び挑戦した経験は本物!

大切なことを見失った頃にまた「またね塾」に帰って来る! 

実体験を通し繰り返し自分と向き合う。

そしてなにごとも継続は力なり!


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次回のまたね塾は8月開催予定!

習い事を休んででも行く意味がある!部活動を休んででも行きたい!!

そう感じてもらえるような熱い夏合宿、ご期待下さい♪



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