top of page

10月土の根ブログ 「広がる!」

皆さんこんにちは😊

今回のブログはゆなが担当させて頂きます。

10月のテーマは「広がる」

山登りをしていく先に見える景色、そこには大自然の絶景が広がります。

その大自然の中に息づく動植物等を観察したり、実際に手に取り食べられる物は食べてみたり、身体全体で自然を感じながら楽しみました。








今回のプログラム全体の流れは以下の通りです

「1日目」

・高原トレッキング

・晩ごはん

・生姜風呂

・お茶タイム


「2日目」

・朝ごはん

・ミーティング

・展示場

・お昼ごはん

・だいちゃんのガイド

・だいちゃんの講義

・俳句つくり

・振り返り


〈高原トレッキング〉

最初に行ったのは高原トレッキングです!山を歩き、そこにある大自然に五感を研ぎ澄ませながら進んでいきました。













歩いている途中に、笹がなぜあまり生えていないのかと疑問に思った際に、だいちゃんが「シカが食べているからだよ」と教えてくれました。

さらに先に進むとあまりにも大量に笹が食べられている光景に、その姿を見ることはできませんでしたが、山に暮らすシカ達がとても身近に沢山いるのだなと感じました。

昔とくらべてシカが増えていると云われています。そのことによりシカが農作物や森林の草木を食い荒らしたりと問題になっているようです。

そこで少し調べてみると生態系の有力な捕食者オオカミに対する人間の偏見が、オオカミを絶滅に追い込んでしまったことが原因のようです。人間のたった一つの思い違いが、オオカミという存在がいた今までの生態系のバランスが破壊されてしまい、自然界に影響をもたらしてしまうのだという事を知り、とても驚きました。

標高が高い所では風が凄くて寒かったですが、岩の上に立ち風にあたりながら大自然に向かって思いっきり叫んだのはとても気持ちがよかったです。








これは歩いている途中に見つけたサルナシです。キウイフルーツの様な程よい酸味と甘みがあり美味しかったです。





アケビも見つけたので皆で食べました。丁度熟していて甘くてトロッとした果肉がとても美味しかったです。





ヤマボウシを食べている所です。酸味はなく、甘みが強くて美味しかったです。






身近な所にも食べられる植物は沢山あるので、自分で取って来て食べてみると、自然の有り難みを感じられたり、普段とは違う感覚で味わう事ができると思うので是非皆さんも試してみてください!


〈晩ごはん〉

またね村へもどって晩ごはんの準備です。

土の根プログラムでは毎回、参加者全員でごはんの準備をします。

本日は坦々鍋ラーメンでした。

調理場は屋外にあります。ホワイトボードに書いてあるレシピをみながら各自、作業を分担し作りました。

焚火のぬくもりを感じながら、美味しい温かい鍋ラーメンを雑談しながら食べました。





〈生姜風呂〉

そして、お風呂に入ります。

生姜風呂でした。みじん切りにした生姜をネットにいれお湯に浸します。瞬く間にからだの芯まで温まり驚きました。

〈お茶タイム〉

お茶タイムです。トレッキング中に見つけた黒文字の枝と葉っぱを分けてから刻み、淹れて出来上がりです。

とくにクセもなく、香りも良くて美味しいです。黒文字という木のもつ効能は高く、医者いらずとまで云われているそうです。




〈朝ごはん〉

起床後、朝ごはんです。

昨日の坦々鍋ラーメンの出汁と、シイタケと昆布だしの2種類の雑炊を作りいただきました。

屋外でたべる食事は屋内でたべる時よりもなぜかとてもおいしく感じました。







〈ミーティング〉

これから土の根プログラムでやってみたいことについて話し合いました。

「北海道に行きアイヌ文化に触れてみたい」「またね村に木を種から育ててみたい」「日本人の昔の暮らしを古民家で体験したい」等の意見が出ました。

どれも実現可能だが、本人が主体的に企画し実行していくことが大切だとだいちゃんより意見がありました。


〈展示場〉

またね村から程近くにある展示場まで皆で移動しました。

そこにはだいちゃんを含む有志達が、川下りで駿河湾まで行った時の丸木船が展示されておりました。

この丸木船は一本の大木を舟の形に削り出したものです。

皆で協力しながら完成させたとのことで、ひとつの目標に向かって何かをやり遂げていくことにとても憧れました。





〈お昼ごはん〉

またね村に戻りお昼ごはんです。

フランスパンのサンドイッチと豆乳スープでした。皆で手作りしました。




〈だいちゃんのガイド〉

またね村にある山で「人と植物の繋がり」について、インタープリテーションといった手法を用いただいちゃんからのガイドがありました。

インタープリテーションとは、自然、文化、歴史についての知識そのものを伝えるだけではなく、その裏側にある見えにくい「メッセージ」を分かり易く伝える行為のことだそうです。私がこのガイドを体験した時に、特に印象深かった話は、楓と松の木についての話です。楓の種には羽の様なものがついていて、風が吹いた時により遠くに種を飛ばせるそうなのです。そして松の種、松ぼっくりはコロコロと転がりやすい形状をしていて、より遠くに転がっていけるのです。

この様に、手法は違えど、子孫を残す為の戦略を考えられる力、知性が植物にもあるのではないか?と、とても不思議な気持ちになりました。





〈だいちゃんの講義〉

またね村の室内でだいちゃんの講義がありました。

テーマは「伝える技術」です。

とても印象深かった話は

①聞いたこと→忘れる

②見たこと→思い出せる

③体験したこと→理解する

④発見したこと→身につく

これは中国のことわざだそうです。

日常を振り返って考えてみると確かにことわざの通りであると実感しました。

大切に感じたことを知ったつもりでいても、実際に体験してみたり、疑問に思った事を考えてみたり、調べていかないと忘れてしまうし身につかないと思います。これからの生き方に取り入れていきたいと思いました。


〈俳句つくり〉

またね村にある、大きな桜の木の印象を俳句で表現します。

俳句をつくる経験はなかったこともあり四苦八苦しながら作りました。俳句は短い言葉で表現するような日本独特の文化でありますがなぜこのような文化ができたのか、昔の日本人を興味深く思いました。





〈振り返り〉

ここで終わりを迎え、2日間の振り返りを皆でしました。

それぞれ感じたことや気づきは皆異なり、皆の考えを皆に共有することで新たな気づきや発見が生まれると思うので、この振り返りの時間はとても大切なことだと思いました。

「私が感じた事」

私はこの2日間を通して大切なことを学びました。

それは、自然や人との繋がり無しでは生きていけないという事です。


一見当たり前のような事に思えますが、今の世界を見てみると、どんどん自然や人との繋がりが無くなっている様に思えます。今ではどれだけ遠くに離れている相手ともネットで繋がっていられたり、自然と触れ合えなくとも生活ができてしまう時代になっていると思いますが、本当にそれは人間本来の姿なのでしょうか?


全ての源である自然(人も含めて)を破壊してしまっては元も子もないと思います。

本来であれば、自然とどうやったら上手く共存していけるのかを皆で考え、皆で向き合いながら生きていく必要があると私は思います。

これから自然と共に皆で生きていけたらいいなと思っているので、もっと自然や人との繋がりを大切にし、理解を深めていきたいと思いました。


「最後に」

皆さんに、少しでもこのブログを通して気づきを得られるきっかけ作りになれたのならとても嬉しいです。

ここまで読んで頂き本当にありがとうございました🙇‍♀

閲覧数:26回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page