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「生まれてきてくれてありがとう」

  • 執筆者の写真: mata-ne
    mata-ne
  • 2025年12月19日
  • 読了時間: 3分

2025年秋の親子キャンプのブログを担当します、スタッフの要です。


今回のテーマは、「命をいただく」です。

当日のプログラムでは、またね村で飼育している6羽の鶏の命をいただきました。


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その中に、私が卵から育てた子もいました。

最初は手のひらに収まる小さな卵。

温度や湿度に気を配りながら孵化を待った日々は、期待と不安の連続でした。

やがて殻が割れ、小さなヒナが顔を出し、「ピー!ピー!」と鳴いているのを見た瞬間の感動は、今でも鮮明に覚えています。 


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お世話をする中で、自分の「誰かがやってくれるだろう」という無責任な行動やひよこに対しての愛情の少なさから何度も叱られました。


でも、お世話をしてきた今ならわかります。

温度管理、餌やり、水の交換、掃除、単純な事なのに、そんな生やさしいことではなかった。

その一つ一つの事を、「まぁ大丈夫でしょ」にするとヒナは死んでしまう。

決して、楽な事じゃない、大変な事の方が多い。

それを、甘く見ていた自分を見返すと、叱りたくなる気持ちが痛いほどわかります。


そんな大変な中でも、ふとヒナ達の「ピヨ!ピヨ!」と元気に鳴く姿、元気に走り回る姿を見ると、最高のご褒美をもらった気分になり、「俺も頑張ろう」と思えました。


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2ヶ月ほど経ち、体も丈夫になってきて外で過ごせるようになってからは、晴れの日は毎日

またね村を駆け回り、元気に成長していく鶏達。



そして今回、命をいただくプログラムにて、家畜としての最後のお仕事を果たしました。

育ててきた過程を知っているからこそ、伝えられる事があるのではないかと思い、参加者の皆さんと沢山、沢山お話ししました。


そして、 命をいただく瞬間、ただ真っ直ぐに

「ありがとう」

と思う事ができました。

捌いている時も、お肉を口にした時も、

「ありがとう」

ひたすらに心の中で、言い続けていました。


最後の振り返りでは、参加者の言葉を聞き、ホッとした気持ちと、育ててきた日々、いただいた時の感謝を思い出し、涙が溢れてきました。

今回、母親として育ててきた経験と喜びを知った事で、普段食べている野菜も肉も魚も、誰かが一生懸命育ててくれているから、その命をいただける、命のリレーが出来て、今の自分がいるということを、身にしみて感じました。

自分も参加者も、育ててきた日々や、自ら命をいただき、お肉を食べる、その経験は、絶対に忘れないと思います。



今回、「母親」を経験し、育てる事の大変さと、生きる喜びを実感しました。

そして、家畜は人が生きるための食や恵みを与え、命への感謝やつながりを感じさせ、暮らしを支えてくれる大事な存在です。

普段の生活では、感じられないかもしれない、だけど、


「人は数え切れないほどの命の上で生かされている」


この気持ちを忘れてはいけないと思います。

命をいただいて「かわいそう」ではなく、自分と一つになり、共に命のリレーをしていることを忘れないでほしいと思います。

最後に、沢山の感情や経験を味わわせてくれた鶏達に


「ありがとう」    



                     要


 

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