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8月土の根ブログ 「子ども合宿へスタッフ入り!」

mata-neの一大イベント『またねっ子夏合宿』に準スタッフとして参加した“るか”です。

2週間、本当に様々なことがあり、たくさんの経験と思い出と感情をもらいました。


子どもたち、そしてmata-neスタッフの人たちと過ごした大切な時間を、少しですがお伝えできたらと思います。


まず初日、ドキドキとワクワクを胸に子どもたちと対面しました。

最初は子どもたちとの距離感がわからず戸惑いの連続。

ですが、少し話してすぐに「いい子たちばかりだ」と分かりました。

みんなの家に集まり、円になって座って自己紹介をしましたが、

未だに少し硬い空気感。それをほぐすためにアイスブレイクを行いました。

初日の朝のスタッフミーティングで急遽私がアイスブレイクを担当することになりました。

私がアイスブレイクに選んだのは2人一組で手を繋いで立つゲームでした。

最終的には全員で手をつなぎ一斉に立つことができました。





個人的には上手くいったのではないかなと思っていたのですが、

その日の夜のミーティングでだいちゃんから

「あれはアイスブレイクじゃなくてチームビルディングだね」と言われた時の衝撃を

今でも忘れられません。

何事もこうして間違えながら一つずつ覚えていくのだろうな、と思いました。

人に教えることの難しさを体感したのは竹水鉄砲を子どもたちと一緒に作ったときです。

研修期間中にかなめと一度竹水鉄砲を作っていたので、自分たちでは作れる状態でした。

しかし、子どもたちに教えるとなると一筋縄ではいきませんでした。

事前の準備、段取りのイメージトレーニングがいかに大切かを痛感しました。





竹水鉄砲に必要な“竹を切る”という作業でも

「どこで竹を切るのか」

「ノコギリの使い方をどのタイミングでどのように教えるのか」

「まず、前提としてmata-neではなぜ子どもたちに竹を使ってものを作ってもらうのか」

「水鉄砲の水が上手く出るようにスポンジの工夫したまき方を、どう伝えればいいか」

「竹水鉄砲づくりを通して何を伝えるのか」

1つイベントを行うために様々なことを考えなければいけない、そのことを体感しました。





子どもたちは竹水鉄砲を作った後、水をかけあって楽しそうに遊んでいました。

もちろん、私も水をかけたり、かけられたり。非常に楽しい時間を過ごしました。

夏合宿の間は天気が悪く、富士山に行けるかどうか……という感じでしたが、

雨の合間を縫って無事に行くことができました。

山頂付近も雲が多かったのですが、少しの間だけ山頂を拝むことができました。





富士山では話の流れを作る大切さを学びました。

登っている時に、だいちゃんが突然石コンテストを開催しました。

子どもたちが一生懸命珍しい石や綺麗な石を探しているのを見て、

私はただ子どもたちを楽しませるだけなのだろうと考えました。

しかし、その石探しはその後に行う水の実験の前振りでした。

実験は富士山の石がどれだけ水を吸収するのか、実際に水をかけて見せるものでした。

子どもたちの意識を石に向け、そこから実験に持っていく流れが美しく

話を聞きながら感動していました。

またねっ子夏合宿最大イベントと言っても過言ではないロングトレイル。





道路を歩くこともあり、子どもたちの安全を守る意識が私の中に芽生えた瞬間でした。

列が長すぎると危険なため、子どもたちの気を引きながら先頭を歩くだいちゃんから

離れすぎないように気を付けました。

スタッフは列の最初と最後、そして間に数名入っているのですが、横断歩道を渡る際は

走って列の前の方に行き、子どもたちより先に道路に出て車が来ないか見ました。

白線の外側を歩いている子には注意をしたりと、2日間子どもたちの安全をいつも以上に気を付けて行動していました。

そうして意識を向ける頭の片隅で、私の父親や母親も私が幼い頃にこうして私を守ってくれていたのだろうと思いました。

最後のまたねっ子夏合宿のイベントである海。





もう家族も同然のみんなと過ごせる最後の時間です。

子どもたちは私に海で遊ぶことを楽しみにしているとキラキラした目で教えてくれました。

天気にも恵まれ、みんなで飛び込んだりひたすら泳いだり、一人一人が最後の時間を噛みしめているようでした。

実は、研修の際に私は海に飛び込むのも、泳ぐのも苦手でした。

ですが、この一瞬を少しでも長く目に焼き付けたいと私も子どもたちとずっと海の中にいました。

子どもたちと過ごした時間を通して、誰かのために行動する喜び、人を愛することをこの合宿で学んだと思います。

私は毎朝子どもたちが飲む麦茶を作る仕事をさせていただきました。

毎朝5時頃に起きて支度をし、凍らせたペットボトルを切って麦茶パックと一緒に入れ、水を満タンまで入れたウォータージャグを定位置に運んでいました。

子どもたちが起きる前に支度をしている自分や、子どもたちを起こさないように明日の準備をする自分の姿が母親と重なる瞬間が何度もありました。

親や祖父母が幼い頃の私の面倒を見て、私のことを楽しませるためにいろんな場所へ連れて行ってくれる。その頃を鮮明に思い出しました。

こうして愛は人から人へ受け継がれていくのかもしれません。

この夏に共に素敵な時間を過ごした子どもたちが素敵な人に成長し、いつかmata-neで再会できることを心から楽しみにしています。



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